陰謀説 FATCA (ファトカ)とCRS(シーアールエス)について

アメリカ国旗共通報告基準(CRS)

ファトカという制度が2010年に米国で創られましたが、その目的は米国政府が世界中にある米国人及びその会社の資産を米国へ還流させる為のものです。米国籍の人間に、期限付で、今ならスイスの隠し口座にあるお金をアメリカ国内に移せば、罰金なしで良いですよ~と甘い言葉で促す一方、世界中の金融機関に、米国籍の人間の監査を強制させる制度です。

HSBCなど昔、米国に莫大な罰金を払った経験があるので、すぐさまこの制度に従い、米国国籍の口座情報は、アメリカIRS(税務当局)の知るところとなりました。スイスなど守秘義務を売りにしていた国も、結局は米国に服従することになりました。この制度により、今、アメリカ国籍を持っている人は、世界中どこにいようと、基本的にIRSから逃れることができないのです。

陰では、アメリカの壮大な陰謀が見え隠れしていますが、世界はこれに従わざる得ないのです。一方、アメリカ国籍以外の人を対象に、CRSという制度が、2017年に世界の国々で導入されました。これは、国単位でのファトカのようなもので、各国が自国にいる外国人の金融資産をその外国人の母国の税務当局に対して報告しあうものです。当初は50以上の国々でしたが、どんどん対象国は広がっています。例えば、日本人がスイスに銀行口座を持っていたとして、その年度末銀行口座の残高情報が、スイスより、日本の税務当局へ送られると言うものです。不思議なのは、このCRSにアメリカが含まれていないことです。

それなら、スイスの銀行に資金を持つ日本人がアメリカに移してアメリカの銀行に資金があっても、その情報は日本税務当局には公開されないことになります。それって、何かアメリカが世界中の資金を集めるキャンペーンのような気がしませんか。さて、この2つの制度によって、金融を牛耳るユダヤの壮大な陰謀が見え隠れします。この覇権争いに必死に対抗しているのは中国だけですね。マクロ的は流れはさておき、ミクロ的に、一日本人としてどうCRSに向き合っていくのか。その対策方法など、勉強会で情報交換していきましょう。